ベーチェット病は非常にやっかいな疾患です。それは口腔粘膜のアフタ性潰瘍や、皮膚症状や、眼のぶどう膜炎、さらに外陰部潰瘍等の病状が続いた後、この症状が慢性化していくのです。その上失明をしたり、中枢神経、血管、消化器などの病変によって、命を奪われる場合もあるのです。
ベーチェット病の原因は今もまだ不明です。しかし病態そのものは少し解明されてきています。その他にも日本が罹患者数は世界で一番多く、日本の中でも北に多くて南に少ないと言う傾向が顕著なことから、発症には環境因子も関係しているのでは、という研究者もいます。
特定疾患に指定されているにも関わらずベーチェット病を完治させる治療方法はまだ発見されていません。生命に関わるのか重大な後遺症が残るのか、治療の対象になる患者の病態の重症度や後遺症を残す可能性の大小などから治療の優先順位を決め、治療法を選択していきます。


